昭和13年(1938年)8月22日に日本連盟山中野営場に立てられた。
この「道心堅固の碑」は、山中野営場が実修所開設のゆかりの地であることと、指導者訓練に多大の功績を残した佐野常羽を讃えるために建てられた。
ウッドバッジ研修所や実修所に入所するとき、野営場の入口に作られた自然の樹木で作られた門。
入所にあたって、ここで入所者全員が所長の前でおごそかに入門の心構えを確認する。
1925年(大正14年)日本で初めて指導者訓練所(後の実修所)が開設され、所長佐野常羽氏はこの道心門の前で入所者に対して次のようなちかいをさせた。
一、この門より中の野営地は、少年団の道を極め、共に修行する道場である。
一、この門をくぐるに当たっては、この門の外に、現在までの社会的地位、職業、年齢等をおいて、14~15才の少年になること。
一、入所中はいっさい批判を行わず、素直にすべての行事、講話を受け入れ、もし批判のある場合は、実修が終わってから行うこと。
一、全期間を野営で行い、すべて自営自活すること。
以上のことを守る自信のあるものはこの門をくぐるように、もし自信がないものはこの場から帰ってもらいたい。
入所者は、この宣誓をして門をくぐり、広場で入所式を行った。
現在の研修所や実修所でも、このなごりがある。
たいまつのこと。
営火を始める際、火つけのためのたいまつなど。
北米インディアンがその氏族、家族の標識の動物を浮き彫りにした柱のこと。
日本連盟那須野営場には、当時の野営場長(古田伝一氏)の力作である那須与一と日本の動物を組み合わせたトーテムポールが立っている。
ランナー(スライダー)のない時、テントの張り綱をペグに掛けて長さを調節できる自在結びのこと。
キャンパーにとっては必修のなわ結びの一つである。
指導者訓練コースの一つ。 定型訓練の一種。
隊指導者訓練コースであるウッドバッジ訓練(ウッドバッジ研修所、実修所)以外の指導者訓練コースとして実施されたことがある。
「団委員長特修所」、「コミッショナー特修所」、「ビーバー隊長特修所」があり、いずれも舎営で行われていた。
→「団委員長特修所」参照
→「コミッショナー特修所」参照
→「ビーバー隊長特修所」参照
現在「ビーバー隊長特修所」は「ウッドバッジ研修所ビーバースカウト課程」に代わっている。
また、「団委員長特修所」は「団運営研修所」を経て「団委員研修所」に、「コミッショナー特修所」は
「コミッショナー実修所」を経て、「コミッショナー上級訓練」」に代わっている。
→「ウッドバッジ研修所」参照
→「団運営研修所」参照 →「団委員研修所」参照
→「コミッショナー実修所参照 →「コミッショナー上級訓練」参照
ボーイスカウトの特修章課目(選択課目)を履修することにより取得することができる。
特修章課目はボーイスカウト活動の基本的技能である進級課目の内容を、さらに向上させ熟達させるために設定されたものである。
(平成15年9月 「新しい進歩課程」の完全実施に伴い現在は使用されていない。)
特修章課目と進級課目とは多くの細目が重複しているので進級課目を進めて行くと、該当する特修章課目・も履修することになり、また自分に興味のある得意な特修章課目を進めて行けば、その中に該当する進級課目も同時にできたことになる。
このように進級課目とは違った魅力をもたせて技能の肉付けを図り、進歩を促すことをねらいとしている。
また、特修章課目は初級スカウトから履修することができる。
特修章が制定された頃は、特修章は金属製のベルトクリップになっていたが、安全性の問題から、現在は布製のバッチで、制服の右袖の班別章の下に付けるようになっている。
7つ以上を取得した場合は、タスキに着用することができる。
【特修章の種類】
公民章、世界友情章、救護章、健康章、安全章、水泳章、観察章、計測章、通信章、結索章、野外料理章、読図章、ハイキング章、キャンピング章、自然愛護章、デンコーチ章、近隣奉仕章、環境保護章、天体宇宙章、郷土文化章、情報処理章
(平成11年現在21種類ある)
公民章 | 世界友情章 | 救護章 | 健康章 | 安全章 | 水泳章 | 観察章 |
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計測章 | 通信章 | 結索章 | 野外料理章 | 読図章 | ハイキング章 | キャンピング章 |
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自然愛護章 | デンコーチ章 | 近隣奉仕章 | 環境保護章 | 天体宇宙章 | 郷土文化章 | 情報処理章 |
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試み、ためし、試練のこと。
「○○トライアル」のように、プログラム名に用いることがある。
劇化、または脚色すること。
指導者訓練の手法として「団委員会」、「団会議」、「班長会議」、「リーダー集会」、「進級面接会」、などの実際の様子を理解してもらうために、スタッフが劇化して一つの例を示すような場合に利用されることがある。
ロールプレイとは別のものである。
原義は「透明なもの」
OHP〈0verhead Prqjector〉に使用する透明シートのこと。
略して「トラペン」ということもある。これに文字や図を描く専用のペンをプロジェクターペンというが、「トラペン」を専用ペンと混同している場合があるが、これは誤りである。
特別の技能や知識を向上させるため、繰り返し練習すること。
また、その繰り返しもいう。
指導者訓練を担当する人。
日本連盟トレーニングチームのリーダートレーナー(4ビーズ)や副リーダートレーナー(3ビーズ)を略してこのように呼ぶことがある。
日本連盟トレーニングチームのリーダートレーナーとして委嘱を受けて、一定期間以上を経た者を対象にした再研修のコース。 日本連盟が開設し、2泊3日の野営で行われ、成人指導者の訓練、スカウツオウン、ヤーン、スカウティングの原理と基本、コースの運営、世界のスカウティング、キャンプファイアー、所長の責務と心得について研修を行う。 昭和61年9月より毎年開設されるようになった。 開設当初は「トレーナーリフレッシュコース」と呼ばれていた。
指導者訓練を担当する者(指導要員)の集団。
通常はボーイスカウト日本連盟トレーニングチームおよび県連盟トレーニングチームをさす。 日本連盟トレーニングチームは4ビーズのリーダートレーナーと、3ビーズの副リーダートレーナーから構成され、そのうちトレーニングチームを主宰するディレクター1名とディレクターを補佐する若干名の副デイレクター及び作業チーム(作業チーム主任と作業チーム委員)・・・トレーナー、副トレーナー若干名)があり、指導者訓練コースの運営や研究、所員ハンドブックや資料の研究等を行う。
日本連盟トレーニングチームのメンバーは各種指導者訓練コースヘの奉仕と全国的に開催される「トレーナー研究集会」への出席が義務づけられている。
キャンプでのかまどの一種。
数個の飯合を並べて掛けられるほどの溝(炊さん壕)を風向きにしたがって掘り、その中で火を焚く方式のかまど。
単純なかまどであるが、幅と深さの釣合がよく、炊き方が上手なら相当効率的である。