物語のこと。夜話。
隊長からスカウトに語られるヤーンのヒントとして、ボーイスカウト日本連盟発行の「信仰奨励のためのスカウトヤーン」がある。
ヤーンは、指導者の必修科目である。
野営などで行われる物語のこと。
スカウトに指導者が自らの経験談やロマンにあふれた冒険など教育的な話をすることを指す。
これはベーデンパウエルがスカウティング・フォア・ボーイズの各章の題をキャンプファイアー物語(営火での夜話)としたことから、営火で指導者がする話のことを指し、また転じて営火以外の時でも同じ趣旨で行う話を指す。
ヤーン〈Yarn〉も、同義語である。
テントを用いて行う「キャンプ」のこと。幕営。
用例・・・・長期野営、単独野営、移動野営、合同野営、野営大会、野営地、野営基準、野営工作、野営章、野営管理章
スカウトキャンプに関する基本的な考え方。
県連盟、地区に常設される運営委員会の一つ。
基本的な役務は県連盟、地区とも大体において同じである。
県連盟の野営・行事委員会の主な役務を示すと、以下のとおりである。
(1) 年間行事計画に関する事項
(2) 県連盟が主催する行事の実施計画に関する事項
(3) 対外奉仕作業に関する事項
(4) すべてのスカウト野営の指導、監査に関する事項
キャンプ生活に必要なものを竹、木、麻ヒモなどを使って作ること。
立ちカマド、食卓、調理台、食器棚、流し、工具置き場、薪置き場、食糧保管庫、物干し、洗面台、国旗掲揚柱、門(サイトの入口)、ほうき、火箸など、必要なものから創意工夫をして作る。
野営工作をする上で、角縛り、筋交い縛り、巻き結びなどの縄結びをしっかりマスターしておかなければならない。
夜間に行われる感覚訓練を目的にしたゲーム。
導入の「物語」をしてスカウトに好奇心をもたせ、その気にさせてから行うことが多い。
夜間ゲームから得られる興味と価値は、すばらしく五感を発達させ、暗闇の恐怖を克服することがでさる。
また、夜間ゲームの背景を飾る導入の物語の内容いかんによっては、夜間ゲームを良くもし、悪くもする。
第5回世界ジャンボリーの象徴として用いられた。
昔、船乗りが海洋航海の道案内に使った道具で、ベーデンパウエルはこれを人生の道標に使おうと提言し、ヤコブの杖を記念品として各国の派遣団長に贈呈した。
矢じりをデザインしたカブスカウトの記章。
金矢車と銀矢車の2種類がある。
カブスカウトの選択課目を、分野(項目)に関係なく10細目履修する毎に与えられる記章。履修した課程の進級記章の真下に金矢車・銀矢車の順に付ける。
当該学年で初めてもらう矢車が金矢車で、2つ目からはすべて銀矢車である。金矢車にはこのように初めてもらった矢車であることを記念する意味がある。
従って金矢車は、カブスカウト3年間に最大3つしか与えられない。
矢章が矢じりをデザインしたものであるということは、カブスカウト活動を「狩り」と考え、狩りのための矢じりを意味し、大昔の狩猟時代の人々が大きな獲物をたおしたとき、その矢じりを大切に保存し、記念物としていたことによるものである。
平成2年9月より「チャレンジ章」に代わった。
ハイキングやキャンプへの行程を歩きながら、現地で道路の方向や方位、距離、目標物、地形を簡易測量によって測定し、後にその記録から行程や現地の状況が想起できるように簡潔に記録するノートや用紙のこと。
用紙の下から上に記入していく単線記法が一般的である。
日本連盟発行の「簡易測量法」に説明されている。
ボーイスカウト日本連盟の常設野営場。
1925年(大正14年)8月、日本連盟は富士山麓山中湖畔大洞に佐野常羽を所長として指導者訓練所を開設した。これが山中野営場の起源である。
篭坂峠で有名な国道138号沿いにあり、面積約 73,000平方メートル、標高1,100メートルの位置にあり、カラマツに囲まれ、野鳥が多く生息する。
眼下には山中湖が広がっている。
主な施設は、昭和46年7月に完成した本館の宿泊研修棟、旧館(臨雲寮)、備品倉庫、野外講堂、大洞街道から北方を望む中央広場、道心堅固の碑がある佐野広場、吉川哲雄を記念して作られた「われはふくろ碑」のある富士見台、本館高台と中央広場を結ぶ通称「アパッチ坂」、道心門などである。
住所 〒401-0500 山梨県南都留郡山中湖村旭日丘
TEL 0555-62-0141
FAX 0555-62-0852
2. JR中央線・富士急行線「富士吉田駅」下車。
富士急バス(三島行き/箱根宮の下行き)にて、「旭日丘」か「富士急別荘管理事務所前」で下車。
旭ケ丘より徒歩10分。管理事務所前より徒歩2分。
2. 中央高速道「東富士五湖道路・山中湖IC」より御殿場方面へ。
旭日丘を右折して籠坂峠へ向かい、約700mの所を左に入ってすぐ。