夜間ゲームのこと。
形状によって「シースナイフ(鞘付きナイフ)」と「フォールディングナイフ(折りたたみ式ナイフ)」に分けられる。
また使用目的によって「サバイバルナイフ」、「ポケットナイフ」、「ハンティングナイフ」の三つに分けることもできる。
ポケットナイフで有名なものはビクトリノックス社やウエンガー社の「スイス・アーミーナイフ」やヘンケル社のポケットナイフがある。また日本連盟需品部でもスカウトの野外活動に適した各種のスカウトナイフが売り出されている。
最近のナイフはハイステンレス鋼やカーボンスチール製で錆びにくいが、研ぎにくく、専用の超硬質タングステン合金でできたシャープナーを用いて研ぐ。
無条件で携帯を許可されるのは、シースナイフでは刃渡り6センチ以下、フォールデイングナイフでは8センチ以下となっている。それ以上のものは、業務上やその他正当な理由がなければ携帯できない。刃渡りが15センチ以上になると「刀剣類」となり、許可証がなければ所持できない。
スカウトがナイフを使用するとさは、常によく研いでおくこと。切れにくいナイフほど危険なものはない。人が近くにいるときは使用しない。ナイフを火に近付けたり、ネジ回しの代用にしない。町を歩くときや、キャンプやハイキングの往復路では、腰にぶら下げて歩くことはせず、ザックの中にしまっておくよう注意しなければならない。
カブスカウトの儀式の一つ。
カブスカウトの組が集まったとき、別れるときにする儀式で、みんな仲良く元気でという意味を込めて行われるものである。
仲良しの輪の中に入れるのは、原則としてカブスカウトの組の仲間だけである。
デンマザー、デンチーフも、時には一緒に入ってもよいが、主導者は組長である。
左手親指を出して左側にいる仲間の親指を握ると、一つの輪ができる。カブサインをして「いつも元気」と大きな声を出し、最後に飛び上がる。
敬礼をして「こんにちは」、「さようなら」など短い挨拶をする。
ボーイスカウト日本連盟の常設野営場。
昭和25年10月に、栃木県西那須野町(2005年1月合併により那須塩原市)西三島にある、第4代総長三島通陽氏の所有地を購入しておもに指導者訓練のための野営場として利用されている。
この野営場は、その昔、那須開墾の人と地元の人たちから尊敬された子爵三島通庸(三島通陽の祖父)の思考発想の土地で、「わしの開墾事業は人間をして、善良な人間作りにある。」と常に語られ、開墾の心は、土と人の愛情ある結び付きであるとされた。
那須野営場は、このように由緒ある歴史の上に鋭意スカウト道を織りなした幾多の先輩指導者の尊い足跡の結集の地であり、スカウト育成、指導者の養成に、心の道場として名実ともにふさわしい最適の場であり、また杉や松の古木におおわれ、自然に恵まれた環境である。敷地は約1万6000坪である。
1957年よりこの森でギルウェルコースが始まった。
晩年の三島総長はこの森を訪れることを非常に楽しんでおられ「ここを基地にして、その道の研鑽を重ね、胸にスカウト道の花粉を宿して去って行く。また来る。そのスカウト群像が、年々ふえて森にたむろする。この地を開いてくれた祖先に村して、なによりのはなむけである。」と総長がときどきそんな述懐をもらされた。そのときの表情が、いかにもうれしそうであった。 (古田伝一著「那須淡談」より)
東北本線「西那須野駅」ホームには「ボーイスカウト那須野営場まで北西に2キロ、車で10分」と掲示されている。駅を出ると直線道路で有名な「塩原街道」があり、2キロほど進むと「三島農場」のバス停があり、道路の左側に那須野営場の入口を示す、道しるべが立っている。
野営場内には有名な那須与一のトーテムポールがあり、コース広場、スカウト広場、カブ広場、青雲観、白雲観、宿泊研修棟、営火場がある。
以前はカブ広場に古い本館があったが、現在その建物は西那須野町の文化財として移転している。
住所 〒329-2756 栃木県那須塩原市西三島7-334
TEL 0287-36-0708
FAX 0287-37-2327
2. JR東北新幹線をご利用の場合は「那須塩原駅」下車、
JR宇都宮線にて「西那須野駅」まで戻り、バスにて「三島農場」下車( 5分)。