スカウトの敬礼は、敬意、礼儀、親密を表す。
スカウト同志の挨拶や国旗掲揚の時などに使う。
姿勢を正しくして、スカウトサインと同じく、右手で三指を作り、人差指と中指の間を右目の右上と帽子のひさしとの交差点付近になるように、たなごころをやや左方に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さと等しくして、頭を相手の目に注目する。
副帽の時や帽子をかぶっていないときは、額に人差指の先が触れるくらいにする。
手の上げ下ろしは、最短距離を通るようにし、外から大回りに回すようなことはしない。
問題解決のための討議法。「事例研究」と訳される。
参加者に、ある現実の状況、もしくは一連の実際に起こった事柄を提示し、それを分析して問題の解決案を当事者になったつもりで考えさせる。
それから彼らの出した研究結果と現実の状況や実際に起こった事柄がどのような結果に発展したかを比較する。
問題の分析には「特性要因図」(問題点に影響を与えている原因を系統的、層別的に洗い出す方法)がよく用いられる。
特性要因図は魚の骨に似ていることからフィッシュボーン、魚骨などといわれる。
スカウトのプログラム活動の一つ。
広くは、遊び、娯楽、競技のことをさすが「狩り」「狩猟」の意昧がある。
遊びの中からスカウトが人生に役立つ技能を修得することに意義があり、単に余興や娯楽のために行うものではない。
ゲームをするのが目的ではなく、プログラムをゲーム化することが大切である。
ベーデンパウエルが「スカウティングはゲームである。しかし、大人にとっては、ゲームを通しての教育である」といったのは至言である。
ゲームはいくらでも応用・変形ができるため、ゲームには特許がないといわれている。
「100のゲームを覚えるよりも、1つのゲームの100の応用に心がけよ」
「ゲームは導人が大切、明快なルールも大切」
キャンプの期間中に、隊または班毎にお客を招き、夕食などを共にしながら歓談すること。
ウッドバッジ研修所や実修所等の指導者訓練のキャンプ期間中にも実施されている。
なわ結び、ロープ結びのこと。
よい結索法とは、すばやく結べること、結び目がしっかりしていることである。
【スカウトが修得すべき主な結索法】 |
索端止め、止め結び、8の字結び、からみ止め、ウォールノット、クラウンノット、ひと結び、ふた結び、ねじ結び、トートラインヒッチ、てこ結び、引きとけ結び、巻き結び、もやい結び、よろい結び、本結び、ひとえつぎ、てぐす結び、ちぢめ結び、腰かけ結び、かきね結び、ショートスプライス、アイスプライス、バックスプライス、角しばり、すじかいしばり、巻しばり、8の字しばり |
日本連盟、県連盟、地区に常設される運営委員会の一つ。
基本的な役務は日本連盟、県連盟、地区とも、大体において同じである。
県連盟の健康・安全委員会の役務を示すと、以下のとおりである。
(1) 加盟員の保健に関する事項
(2) スカウト作業、行事における衛生、安全に関する事項
(3) 非常時、災害時における奉仕作業に関する事項
県連盟コミッショナーの略語
〈Scout:スカウト〉の古い言い方。
戦前に用いられた。
ボーイスカウト運動が日本に伝わって以来、スカウトを「少年団員」と呼んでいたが、1924年(大正13年)より、数え年10才の4月より13才の3月の少年は「幼年健児」、数え年13才の4月より17才の3月までの少年は「少年健児」、それ以上の年齢は「青年健児」といった。